凡人と秀才 2008 1 20

 あなたが秀才ならば、以下の文章は関係ありませんので、
このページは読まないでください。
 頭がいい人というと、どういう人を連想するでしょうか。
「そういえば、近所のA君は勉強がよくできた」と思うでしょうか。
 しかし、秀才とは、そういうレベルではないのです。
私の友人を紹介しましょう。
 高校時代の友人は、サッカー部の主将だったと思います。
彼は、毎日、サッカーで泥だらけ、汗臭い印象がありましたが、
春には、東京大学に合格し、ちょっと驚きました。
 大学時代の友人は、運動部に属し、
大学の授業よりも、部活動の方が忙しい印象でした。
しかし、大学4年生の時、司法試験(旧制度)に合格。
 彼らに言わせれば、
「勉強とスポーツは、大いに関係がある」と言っていました。
 そんな秀才(左脳型)に対抗するには、どうすべきか。
それは、右脳を活用するしかないと思います。
 会計学の勉強も、同じです。
会計の勉強というと、無味乾燥しているような印象でしょう。
 貸借対照表があって、左側に「資産の部」、
右側に「負債の部」と「純資産の部」、
そして、資産の部には、「流動資産」があって、
流動資産には、現金・預金、受取手形、売掛金、・・・・・。
 この頃には、あなたの頭脳は、パンクしているでしょう。
「まるで、丸暗記をした世界史のようだ」と。
こんなことでは、とうてい、前述した秀才たちには対抗できません。
 しかし、パンクしているのは、あなたの左脳だけです。
まだ、あなたの右脳は、働いていません。
休んでいるようなものでしょう。
 そこで、会計学の勉強には、右脳を使いましょう。
「右脳でわかる 会計力トレーニング」 田中靖浩 日本経済新聞出版社
 今まで、数多くの入門書を読んでも、会計学に失敗した人でも、
この本ならば、さすがに会計学の基本を身につけることができます。
 さて、私は、右利きですが、実は訳があって左利きにもなりました。
うまくないですが左手で箸を使える上に、なんとか字も書くことができます。
 そういうわけで、いくら勉強をしても、疲れることは、ありません。
左脳と右脳を交互に使っているからです(ハイブリッド)。
 最近は、ハイブリッドカーというものが、流行しています。
地球環境に負担をかけないということでしょう。
 頭脳の使い方も、同じでしょう。
左脳と右脳を交互に使った方が、頭脳に負担をかけないでしょう。
 たとえば、文字を記憶するだけならば、左脳に負担がかかるでしょう。
しかし、画像記憶や画像処理で対応すれば、そんなに疲れません。
数字の「7」は、数字として記憶するならば、大変でしょうが、
「7という数字は逆三角形の形」という方法で記憶すれば、楽です。
 そういうわけで、私は、高校時代、世界史の年号に関しては、
語呂合わせで覚えるのではなく、画像記憶で覚えたのです。
たとえば、「1717年」は、数字として記憶するのではなく、
長方形、逆三角形、長方形、逆三角形という記憶です。
 「そんなの、できない」と思ったでしょうか。
しかし、右脳を鍛えれば、誰でもできるようになるのです。
 右脳が活動すれば、全く別の世界が見えるようになります。
ポイントは、左利きです。
左手で、箸を使うのは、厳しいでしょうから、
まず、左手で、上手にスプーンやフォークを使えるようにしましょう。
(利き手の右手は、うっかり使わないようにポケットにしまっておいてください)
これが、お金がかからない「右脳の鍛え方」です。
 誤解がないように書いておきますが、
「右脳が使えれば、勉強をしなくてもよい」と考えてしまっては、誤りです。
基礎知識があってこそ、右脳が有効となるのです。
そういう意味で、基礎学習は、非常に大切です。

会計入門 2007 12 24
 会計の入門書というと、
最近では、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」(光文社新書)が有名でしょう。
しかし、この本は、どちらかというと、
会計の入門書というよりも、会計的発想の入門書と言った方がよいでしょう。
 人によっては、財務諸表(決算書)を勉強したいという方もいるでしょう。
財務諸表(決算書)の入門書、いや入門書では、まだ難しい。
入門の入門書がほしいという人もいるでしょう。
そこで、よい入門書があります。
書名 「会計」ってなに?
    12歳からはじめる賢い大人になるためのビジネス・レッスン
著者 友岡 賛  税務経理協会
 星の数ほどある入門書の中で、この本が最もわかりやすいと言えるでしょう。
字も大きく、行間も広く、絵も豊富で、図解もわかりやすく、
最後まで挫折することなく、会計を学べると思います。
 また、この本は、親と子供で、一緒に会計を学べるように工夫された本です。
「お母さんと子供」、あるいは「お父さんと子供」で、
楽しみながら、会計を学べると思います。
 本の帯(裏)には、このような注意書きがあります。
「使用上の注意
・対象年齢 12歳〜大人
 ・・・・・・・・・・・」
 今は、幸せな時代だと思います。
私も若い頃、会計を学びました。
この時代は、わかりやすい入門書などという、
気の利いた本などありませんでした。
 会計は、簿記から入門しました。
すぐに会計が嫌いになりました。
会計を簿記から勉強するということは、
富士山を一合目から登るようなものです。
一合目から登ったら、たいていの人が途中で挫折してしまいます。
 普通、富士山は五合目から登るように、
会計も五合目から勉強してください。
普通の人は、五合目から山頂を目指してください。
 そして、「一合目は、どうなっているのか」と、興味を持ったら、
簿記を勉強してください。























































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